なみある?塩田気象予報士が【春の近づきを感じる今日この頃】について語ってみた

Category : NAMI-ARU?/なみある?トピック Update : 201902.16Sat

立春が過ぎましたが、ここ関東では三寒四温というよりも二寒二温というような!?

寒い日と少しマシな日、寒い日と温かい日が周期的にやってきています。
寒気と暖気が押し合い引っ張り合い、入れ替わり、暖気が少しずつ北上して春がやってくるまでもう少し。

昨日はここ湘南でも雪がちらつき空気も尖っていましたが、今日はほんのり春の匂いがして空気も柔らかい感じです。

この時期の日本付近は冬型の気圧配置はさほど続かなくなり、移動性高気圧と低気圧が数日毎に交互に通過ていきます。

南西の海上から日本列島の南岸沿いを発達しながら東北東~北東進し、三陸沖~北海道近海へ発達しながら進む南岸低気圧や、

中国南部や日本海西部で発生し、日本海を発達しながら北東進する日本海低気圧。

そして、これら二つの低気圧が同時に発生し、東海上へ抜けて一つにまとまりさらに発達する二つ玉低気圧などがあります。

どれも時には爆弾低気圧(24時間で24hPa以上気圧が低下する低気圧)となり台風並みに発達します。

日本海の低気圧が主役のときは、強い風に特徴があり、多くの地方で春一番となることが多いです。
春一番とは、北日本と沖縄を除く地域で立春(2月4日頃)から春分(3月21日頃)の間に、強い南寄りの風が吹き荒れる日のこと。

春一番のように南寄りの風が強まると、太平洋側の南向きのポイントは広い範囲でサイズアップ。
ただし、多くのポイントでオンショアのグチャグチャ波でコンディションは望めないでしょう。

冬型の気圧配置となり、風が変わる翌日が狙い目。
北西~北風が中心となるため、強まった風波がまとまり、楽しめる確率は高いです。
ただし、風に抑えられて早々にサイズダウンもあり得ると言うこともお忘れなく♪

東向きのポイントはこのような日には遥か東海上の高気圧の吹き出しによる東ウネリが何とか反応する程度ですが、
低気圧が東海上に抜けた後発達していく中で、千葉~北のエリアでは(時には伊豆も含めて)北東~東ウネリが強まりサイズアップが期待出来ます。

また、日本海側は冬型の気圧配置で強まっていた北~西の波がまとまり、サイズは落ち着きコンディションは上々に。
そして、再び冬型となり荒れ狂う海へ戻ってしまいます。

日本海側と太平洋側がシーソーのように、一方が風波でジャンクになるような日にもう一方は落ち着き波がまとまる、そして翌日にはその状況が逆転するという流れですね。

波情報や天気予報などで低気圧の予想進路や通過のタイミングをしっかりと把握しておくとより楽しい日々となることでしょう。

気象予報士 塩田久実

【関連記事】

●なみある?塩田気象予報士が【冬の波】について語ってみた

●なみある?塩田気象予報士が【台風と波】について語ってみた

●なみある?塩田気象予報士が【8月の波】について語ってみた

●なみある?塩田気象予報士が【梅雨前線と波】について語ってみた