JPSA2018ショート第7戦優勝は高橋健人と野呂玲花!

Category : 日本プロサーフィン連盟(JPSA) Update : 201810.22Mon


JPSA2018ツアー ショートボード第7戦 CHIBA ICHINOMIYA PROファイナルデー。

波は昨日よりサイズアップし、胸〜肩・頭くらいで風はやや強いサイドオフ。セットが入るとやや波数多く、ハードなコンディションとなるが、いかに際どいセクションにマニューバーを入れて、これぞプロというライディングに期待が持てる状況といえるだろう。

9時よりメンズQFヒート1からスタート。
ヒート1はグラチャン経験者が3人の濃いメンバー。辻裕次郎、仲村拓久未、大澤伸幸と若手の古川海夕の4人。スタート時は大澤と仲村が正面、辻と古川が左にポジショニング。序盤は仲村が積極的に乗りそれを辻が追う展開。辻が2本目にキレた波を選び際どいセクションに3マニューバー入れ8.00ポイントを出しトップに出る。その後地元古川が6.50ポイントをマークし2位へ。結局最初に左で本数を乗った2人がセミファイナルへ駒を進めた。
仲村拓久未

ヒート2は田中英義、田中樹、松岡慧斗、加藤嵐の4人。田中樹のライディングを見ようとビーチは多くのギャラリーとなった。出だしは田中英義と加藤嵐がヒートを引っ張る形に。田中樹はじっくり波を選びライディングし、松岡はなかなか良い波に乗れない状況。5点台と6点台をそれぞれ出した加藤と田中英義がセミファイナルへ!田中樹はこれでプロ生活ホームでの最後のヒートとなった。
田中樹

「何か込み上げるものがあった」とヒート終了後涙を流した田中樹

ヒート3は河村海沙、大音凛太、大野修聖、稲葉玲王。この4人はじっくり波を選ぶタイプのようで、ラスト5分になっても2〜4本のライディング。その中で大野と河村が6点台を出し1位と2位に。残り時間が少なくなったところで稲葉が5.25ポイントを出し逆転を狙うがタイムアップとなり、大野と河村がラウンドアップ。期待された地元・稲葉はここで敗退となった。
稲葉玲王

大音凛太

ヒート4は松本コア、大橋海人、高橋健人、大原洋人。熱い男高橋が前半から積極的に乗りヒートをリードし、大原と大橋が追う展開。松本はじっくり波を選び中盤までノーライド。中盤は高橋と大原、大橋の逆転ライドの応酬でギャラリーを沸かせる!結果、大原と高橋がセミファイナル進出。
大橋海人

松本コア

続いてウィメンズのSFへ。
野中美波、野呂玲花、庵原美穂、北原麗奈。女子にはなかなかハードなコンディションと思われるが、やはり3点台のスコアが中心となるため4点台のスコアを出した選手が有利になる。終始野中がリードしていたが、庵原と野呂がラストウェイブで逆転し、野呂と庵原がファイナルへ進んだ。
野中美波

ヒート2は川瀬心那、高橋みなと、渡辺愛、鈴木姫七。このヒートも本数は少なめで皆1本のライドで3点台がなかなか出ないままヒート半分。鈴木が唯一3.50ポイントで1位。残り5分を切ったところで渡辺と川瀬が4点台を出し1位と2位へ。そしてそのままヒート終了となった。
高橋みなと

メンズのSFヒート1は、辻裕次郎、田中英義、河村海沙、高橋健人。ヒート中盤までゆっくりとした展開で1位辻、2位高橋でいずれも3本のライド。潮も多くなってきたことでホレたセクションが少なくなりハイポイントを出せる波が少なくなっているようだ。残り3分で1位は5点台を2本まとめた高橋で、2位には7.50ポイントを出した田中。やはり千葉が地元の2人が良く波をわかっているということなのか、辻と河村は志田下の重なる波のチョイスに苦労しているようだ。そしてそのまま田中と高橋とがファイナルへ進んだ。今大会好調で勝ち上がってきた河村はここで涙をのんだ。
辻裕次郎

河村海沙

ヒート2は古川海夕、加藤嵐、大野修聖、大原洋人。序盤は6点台を出した大原を抑えて加藤と大野がリードする。しかし、このヒートのハイポイントを持っている大原が有利な状況。そして大原が4本目に8.00ポイントのエクセレントを出してトップへ!2位には5点台2本の加藤がファイナルへ。
大野修聖

古川海夕

ウィメンズのファイナルは野呂玲花、川瀬心那、庵原美穂、渡辺愛の4名がファイナリストで30分ヒートがスタート!
開始5分では庵原を除く3人がライドするがマニューバーが入ったのは野呂の1本2.83ポイント。ヒート半分の時点で皆2本のライドで1位は野呂。しかし、ハイエストは川瀬が持っているが、野呂が3本目に6.67ポイントをマークし川瀬を突き放す。そして庵原と川瀬が終了間際にライドするが届かず野呂玲花の優勝が決まった!
優勝のコールがされ一緒にファイナルを戦った庵原と渡辺に担がれるのは滅多に見られないもので野呂の人柄が現れたシーンと言えるだろう。
野中がセミファイナルで敗れ、3位の庵原と5位の野呂が2位と優勝でポイントを重ねたためグランドチャンピオン争いも面白くなってきた!
野呂玲花

庵原美穂

川瀬心那

渡辺愛

いよいよメンズのファイナル。ファイナリストは田中英義、加藤嵐、高橋健人、大原洋人の志田下の波を知り尽くした千葉北をホームにする4人。
オープニングライドは田中だが、すぐに高橋が乗り5.67ポイントで好スタート。前半を終わり皆1マニューバーで終わってしまうライディングが続き高橋がリードして中盤へ。大原が2本目に6.83ポイントを出し追いかけるが、高橋がすぐ4本目に乗り7.60ポイントをマークし1位を譲らずキープ。その後加藤が4本目に7.10ポイントを出し追撃する!そして加藤が6本目にバックサイドで3マニューバー入れるがポイントは伸びず、田中がサイズのある波でフィンを抜く2マニューバーで8.67ポイントのエクセレントを叩き出す!こうなると田中がこのヒートのハイエストを持っているので案外有利と言えるかもしれないが、高橋も負けじと8.07ポイントのエクセレントをマーク!その後7〜8点台のライディングは出ず、終了〜熱い男、高橋健人の初優勝が決まった!

ヒート終了後一緒にファイナルを戦った選手をはじめ高橋を知る誰もが「健人が勝ってよかった!」と口にする、怪我をして一時期はサーフィンもできない状況から努力を重ねた男、高橋健人の優勝で皆が笑顔で終了した大会となった。
大原洋人

田中英義

加藤嵐

高橋健人

次戦は11月1日〜4日、ショートボード第8戦(最終戦)SENDAI PRO。
なみある?がスポンサードとして開催されることなった!
日本屈指のクラシカルポイント宮城県・仙台新港で開催される今シーズンの最終戦。大会期間中に第3戦の残りヒートも開催され、ファイナルデーにてグランドチャンピオンも決定し今シーズンを締めくくるにふさわしい舞台となりそうだ!

結果
メンズ

優勝:高橋健人、2位:田中英義、3位:加藤嵐、4位:大原洋人

ウィメンズ

優勝:野呂玲花、2位:庵原美穂、3位:川瀬心那、4位:渡辺愛

すわひめ賞
野呂玲花

湾岸画廊スーパーセッション

ベストパフォーマー:松岡慧斗、グッドパフォーマー:松本コア