Blue.22号 特集「王様の背びれ/SINGLE FIN」

今回の特集は「王様の背びれ/SINGLE FIN」。
魚に背びれは必要か? 推進力を与えるためのヒレなら理屈は分かる。しかし背びれは、ただそこにあるだけ。その役割について調べると、こう説かれていた。「水中での運動をより安定させ、適切な方向回転の手助けとなるもの」。そう、サーボードのフィンは背びれの役割と酷似する。かつて、サーフボードにフィンはなかった。そしてフィンの登場によりサーフィンは激変した。今では多様なサーフボードやフィンが割拠する。選択肢が増えるのは良いことだ。しかし、果たしてそれは進化だろうか? イルカの背びれは、今も昔も1本のままだ。
シングルフィン。人によっては、はもはや過去の産物でしかないだろう。しかし’70年代のヒーロー達の映像を見て、それを格好悪いと思うだろうか? むしろ、最高に個性的だと思わないだろうか? 本特集に登場するマスターたちも、みな一様にスタイリッシュである。波と共鳴し、そこから得た何かを、ライフスタイルに反映させている。シングルフィンを過去に追いやるべきではない。本質を忘れないためにも。そして、シングルフィンは今なお最高のサーフボード・デザインのひとつ”王様”である。特集の舞台はオーストラリア。北はヌーサから南はジョハンナまで、1ヶ月以上に渡って取材を敢行。多くのスタイルマスターが魅せるライディング、レジェンドたちのこだわり、シンプルライフとの関係性…シングルフィンの魅力を知れば知るほど、サーファーはピュアに近づけるのかもかもしれない。
◇Simple Life/ウェイン・リンチ、ベリンダ・バグス、デイブ・ラスタビッチetc
◇Legend of The Fin/ジェフ・マッコイ、クリス・ブロック
◇Blood Line/テリー&カイ・フィッツジェラルド、ジェイビー・ファミリー
◇Creators/ジム・バンクス、ディック・ヴァン・ストラーレンetc
ほか
その他の特集では、素材で選ぶ今年の春服、2010 Spring Surf Style、細川哲夫が巡礼するサーフ・インダストリー発祥の地The South Bayなどをピックアップ。さらに、今号から短期連載企画「落第生のわだち」がスタート。これは、日本のサーフィン・ビジネスの礎を築いたTED阿出川氏が、古き良き写真とともに自身の半生を綴った企画。喜怒哀楽たっぷりの表現で、日本サーフ・カルチャーの夜明けを記している。すべてのサーファーに読んでもらいたい宝といっていいだろう。
■定価:880円
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株式会社ネコ・パブリッシング
Blue.編集部
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